子供の膝の痛み【オスグッド シュラッター病】 | 北九州市八幡西区ほんじょう整骨院

子供の膝の痛み【オスグッド シュラッター病】

2018年05月22日

八幡西区にあります、

ほんじょう整骨院 院長の堀です。

 

膝が痛い!

と言っているお子さんがおられる方は必ず最後まで目を通してください!

 

今回は子供特有の膝の痛み、オスグッドについてです。

スポーツ経験のある方は割と認知度のある疾患ではないでしょうか?

 

まずは痛みの場所から見ていきます。

 

脛骨粗面というお皿の下の少し出っ張っている箇所が痛みます。

 

ランニングや階段の昇降、ボールを蹴ったりジャンプ動作をするなど

大腿四頭筋を強く使う際に痛みを感じます。

症状が進行すると下の画像のように出っ張りが強くなってきます。

 

小学高学年から中学の発育期でスポーツをしている方が多くなります。

また男女比では男児に多いようです。

 

オスグッドになってしまうと、数日ですぐに治すというのは難しく

痛みが引いたり、また再発したりと繰り返してしまうのも特徴的です。

ですがどんな方でも、遅くとも

骨端成長軟骨板が骨化を完了する18歳頃には症状が消失します。

少し難しく言いましたが、簡単に言うと 成長期が過ぎ、

しっかりとした骨になるにつれ痛みが治まるということです。

 

オスグッドかどうか判断するのはそう難しくはありません。

 

痛みを抱えている方は一度チェックしてみてください。

まずは押して痛いか圧痛を確認します。

お皿の下から約指が二本分下の出っ張りを押して痛みを感じるか確認しましょう。

 

次は筋肉の抵抗運動です。

このチェックは二人で行ってください。

この図のように椅子に座り、膝を伸ばすように足を蹴り上げていきます。

この時もう一人は蹴り上げている足を上から押さえるように抵抗を加えます。

その際にお皿の下に痛みを感じるか確認します。

 

最後に柔軟性のチェックをします。

これも二人で行います。

このようにうつ伏せの状態で膝を曲げていきます。

このときお尻が浮かないように軽く押さえます。

かかとがお尻まで届くと問題ないのですが、

曲げている途中で突っ張る痛みが強いと 体の柔軟性がないと言えるでしょう。

 

オスグッドでは運動前の十分なウォーミングアップ、

運動後のストレッチやアイシングを確実に行いましょう。

 

また痛みの加減によっては運動を中止することも必要です。

無理に続けていても痛みが長引きます。

 

ほんじょう整骨院でもオスグッドに悩んでいる子供も多く来られています。

 

適切な判断と、的確な治療で痛みを最小限に抑えていきます。

 

『このぐらいの痛みならすぐに治るだろう』

『成長痛だから今は仕方ないね』

と思わず、早めに対処しましょう!

 

オスグッドかな?と思っている方、お待ちしています!